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感動

『感動を与えて逝った12人の物語』 大津秀一

2014-08-15

おはようございます。

神谷です。

等の記事で紹介してきました。

 

大津秀一氏の本は、読むたびに、

「生きざま」

を見直させてくれます。

そして、また今回この

『感動を与えて逝った12人の物語』

もまた、わたしに生き様を問うてきました。

幸せに死ぬということは、幸せに生きるという事。

死ぬ姿というのは、その人の直前までの生きる姿が反映されると、『感動を与えて逝った12人の物語』を読んで続くづ思いました。

また、死ぬことだけでなく、愛する人を幸せにおくるということも学べる本です。

『感動を与えて逝った12人の物語』から私に感動を与えたエピソードをひとつ紹介したいと思います。

幸せという口ぐせ

幸せ

まず、エピソードのはじめにこうありました。

あなたの口癖はなんだろうか?

疲れた? 眠い?

口ぐせが人生を変えることがある。

このエピソードは、そんなお話だ。

口ぐせの重要性は、『感動を与えて逝った12人の物語』を読む前に、二人の人から教えられました。

一人は、生涯納税額日本一の斎藤一人さん

もう一人は、口ぐせ理論を展開していた佐藤富雄氏。

上記の二人は精神的経済的に豊かになるために、口ぐせは重要と言った方。

そして、今回は死の間際まで「幸せ」になるための口ぐせを知りました。

ホスピスに、胃がんの末期で入院した来た80代のおばあさん。

会話の最後に必ず、

「幸せ、・・・・幸せ」

を口に出して、笑顔を作ります。

ホスピス、緩和医療の患者さんというのは、治る人少ない。

最後はほとんどが亡くなる人。

だから、働く人にもとてもストレスのたまる職場です。

そんな働く人たちにも、このおばあさんとの会話の最後のフレーズ

「幸せ、・・・・幸せ」

が快く響きます。

彼女の作りだす雰囲気が、周りを明るくしていくのです。

そして、だんだん彼女を見舞う人が増えてきました。

しかし、そうはいってもガンは進行し最期の時がやってきます。

その時には、大勢の家族や関係者が彼女を囲んでいました。

彼女が亡くなった後、息子さんの言葉は、

「母は幸せでした・・・。」

「苦しい、辛い」と言い続けることはカンタンです。

しかし、意志を持って「幸せ」と言ったとき。

本当の幸せが舞い降りてくるのかもしれません。

カンタンではないことですが、シンプルで分かり易い方法です。

この言葉、病気になる前から言っていたわけではなく、病気になってから言うようになったと息子さんから話を聞いたそうです。

幸せの種は本当に自分の中にあるのですね。

大津秀一氏の書いた本にここまで心を揺り動かされるのは、自分が歳をとったから、・・・・なのかな?

しかし、死を学ぶことが生きることを学ぶことであることが分かる本です。

他にも11編の死の間際の感動の物語がつづられています。

ひとつひとつ、まさに心に染み入る話です。

死を学ぶことが生を充実させることになることに気付けると思います。

ご購入の際は、こちらからどうぞ。

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