おはようございます。
神谷です。
『夢をかなえるゾウ2』には、「貧乏神」が出てきます。
この「貧乏神」の容姿に関しては、前回の記事で紹介しましたので、そちらを参照した頂けると嬉しいです。
いろいろな作家さんたちも、「貧乏神」について語っています。
「貧乏神」と「福の神」は同じ神さまで、人の心が、ついている神さまを「貧乏神」か「福の神」かを決める、なんて紹介をしている作家さんもいました(どなたがそういっていたかは思い出せませんが・・・)
多くの作家さんは、「貧乏神が憑くから、その人は貧乏になる・・・というのではなく、貧乏な人に貧乏神が憑く」と言っているのです。
では、水野敬也氏の言う、貧乏神が憑きやすい人って(つまり主人公の勤太郎のような人なのですが)どんな人なんでしょう。
Contents
勤太郎に貧乏神が憑く
貧乏神の金無幸子さんが勤太郎に憑いたきっかけの部分を引用します。
金無幸子さんと勤太郎の出会いの場面です。
西野さんが会社を辞めてお笑いの道に進むって決めたとき『ああ、この人だ』って一目ぼれしちゃったんです。
だって、西野さん、お笑いの才能なんてないのに、皆無なのに、それでもお笑いに挑戦するなんて、なんて素敵な人なんだろうって。
しかも本名が『西野 勤』で、つけた芸名が『西野 勤太郎』って。
このセンスだと間違いなくずっと貧乏だから、私も一生憑いていけると思って・・・
なかなか笑えます。
これを見ると、自分のことを知らずに行動する人には貧乏神が憑くようですね。
そういえば、「孫子」にこんな言葉があります。
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。
敵を知らずして、己を知れば、一勝一負す。
敵を知らず、己を知らざれば、戦うごとに必ず危うし。
まさに、勤太郎は、最後の「敵を知らず、己を知らざれば、戦うごとに必ず危うし。」だったわけですね。
3つの貧乏パターン
勤太郎は貧乏神の幸子さんから、貧乏になる人の特徴を聞きだします。
幸子さんの話によると、貧乏人は大きく分けると3つのパターンに分かれるとのこと。
■ ドリーム貧乏
■ お駄賃貧乏
■ ガネーシャ貧乏
だそうです。
ここでは、「ドリーム貧乏」をご紹介します。
「ドリーム貧乏」とは、
大きな夢を持っているものの、その夢に囚われれるあまりお客さんのことが全然見えていない人達です。
お客さんから望まれていないことを頑なに続けているので『イタい人』なんて呼ばれることがある。
という事です。
これは、芸人や芸能人だけに当てはまることではありませんね。
基本的に、どんな仕事にもお客様がいます。
「自分がどうなる」「自分がこうしたい」「自分が稼ぎたい」
ということに囚われて、お客様のことを考えなく、仕事がうまくいかない人たちをたくさん見てきました。
自分自身がそれに陥っていることもありました。
「夢を持って仕事をしているのに、どうもうまくいかない。」
と思っているような方は、自分が「ドリーム貧乏」になっていないかチェックしてみませんか?
どうすれば、「ドリーム貧乏」から抜けられるかは、後の記事で紹介するかもしれません。
また、あと二つの「ガネーシャ貧乏」「お駄賃貧乏」について知りたい方は『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』を読んでくださいね。
次回につづきます。
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