おはようございます。
神谷です。
マンガを読んでいました
最近はたくさんマンガを読んでいます。
それも、一気読みで、一日、何時間も連続して読んでしまいました。
それほど熱中できるマンガがあるというのもうれしいものです。
この『イムリ』ですが、個人的には好きな絵ではありません。
そして、タイトルも、表紙を見ただけではぜんぜん何の話か分からないと思います。
絵柄も、「西洋中世の話か?」と思う感じです。
でも、読んでみたらぐいぐい引き込まれてしまいました。
『イムリ』は、スペースファンタジーと言っていいと思います。
一つの世界観を作り出す
『イムリ』は地球の未来とか、過去の話・・・というわけではありません。
三宅乱丈という作者が独自に作り出した宇宙を描いています。
似ているのは、「人の形」だけ。
人のもっている能力も、権力構造も、人種も、自然も、惑星も全て、三宅乱丈という人が作り出しました。
この作者、天才です。
ですが、読み始めると理解が大変です。
出てくる言葉の一つ一つが、現在の世の中に存在しないものがたくさん出てきます。
第一巻を読み始めたとき、
「どこがおもしろいんだ、絵も稚拙だし、訳が分からん」
とおもいました。
Amazonの感想に
絵が落書きみたい。なんでこんなに評価が高いんだ?ストーリーもついていけない。私がおかしいのか?評価の高い作品が分からない自分が悲しい、もしかするとこれは芸術?作品??。「デビルマン」「荒野の少年イサム」世代の私では無理ってことか・・・。(/_;)/~~
こんな感想がありましたが、この気持ちスゴクよくわかります。
私も、「デビルマン」「荒野の少年イサム」の世代だし。
しかし、ガンバッテ読んでみてください。
読むごとに物語に引き込まれていきます。
だんだん、『イムリ』の世界が頭の中に明確になっていくのです。
『イムリ』の世界
『イムリ』に描かれている世界を少しだけ紹介します。
『イムリ』に描かれる世界には、カーマ、イムリ、イコルと三つの種族が出てきます。
惑星ルーンで4千年前にカーマとイムリが戦争をして、その結果惑星ルーンは氷河期に入ってしまったようです。
カーマは隣惑星のマージに避難。
イムリは凍り付いたルーンで過ごしていたとのこと。
4千年の時は戦争を忘れさせ、ルーンの氷も解け始めました。
そして、カーマはルーンに移住を始めます。
しかし、カーマはルーンに残ったイムリが邪魔です。
カーマはイムリを徐々に消滅させることをもくろんでいます。
カーマの科学力はイムリをはるかに凌駕しているのに、なぜか一気にイムリを攻めません。
それはなぜか?
イムリ自身は忘れているのですが、イムリには4千年前の兵器を扱う力があるから。
そのことに気付いたデュルクは・・・。
あまりに壮大な話で、さわりを紹介しただけでは訳が分からないかもしれませんが、すごいSFなんです。
スペースファンタジーが好きな方なら、とにかくおススメ。
絶対に、1,2巻であきらめないで読み続けてください。
そうしたら、もうあなたを離しません。
もっと、画力のある作者だったらよかったのに・・・と思ってしまいます。
小説でもよかったんじゃないかなぁ、とも考えてしまいました。
でもでも、本当に面白いマンガなんです。
1巻から、16巻まで2日かけて一気に読んでしまいました。
次の巻も楽しみです。
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