こんばんは、神谷です。
私の好きな番組、『林修の今でしょ!講座』。
今回は、美術でした。
あんまり縁が無いかなぁ・・・と思ってみていたら、いろいろ思い出が蘇ってきました。
ミケランジェロ
ルネサンスの3大天才
■ レオナルド・ダ・ヴィンチ
■ ミケランジェロ
■ ラファエロ
です。
レオナルド・ダ・ヴィンチがボカシ技法を創って、さらに遠い景色を青で霞ませることによって、大気を表現したとのことです。
すごい画期的なことだったそうですね。
そして、ミケランジェロの肉体美を追求した絵。
ラファエロの美しい絵。
あまりに彼らの才能がすばらしかったため、西洋絵画は、以降300年目立った発展をしなかったそうです。
大学の時に中央ヨーロッパから、南ヨーロッパを1か月半かけて廻りました。
バチカンのシスティーナ礼拝堂に行って、『創世記の物語』を見て、圧倒されました。
そのでかさと、絵の迫力に。
そして、その感動を家でも味わいたいと、少ないお小遣いの中から、お金を出して、創世記のポスターを買いました。
そして、家に帰って部屋の壁にポスターを貼って、思い出に浸って…とはなりませんでした。
帰りのシンガポールのトランジットで、屋台で飲んで、酔っ払ってトイレに置き忘れてしまいました・・・。
悲しい、ミケランジェロの思い出です。
ゴッホ
3大天才のそのあと、ヨーロッパの絵画が動き出すのは、印象派の人達が出現したことです。
ゴッホ、ルノアール、モネといった画家たちが活躍します。
この頃、写真機が生まれて、
「もう、写実的に絵を描かなくてもいいんじゃぇ。」
と考えて、印象をそのまま絵にしたのですね。
しかし、今までの画風に反旗を翻したのですから、最初は全く評価されず。
ゴッホは、存命中にはまったく絵が売れず苦労しています。
ゴッホの絵に静物画多いのは、お金が無くてモデルを雇えなかったからだそうです。
ピカソ
※ピカソの絵は著作権が微妙なので、載せませんでした。
ピカソと言えば、美術に強くない私でも十分知っています。
ピカソは、
「変な絵」
を描く画家と思っている方がいるかもしれませんが、実はすごく絵が上手い。
10代の頃の絵が紹介されているのですが、それはそれはすごい絵でした。
ピカソのお父さんも画家だったのですが、息子の才能を見てイヤになってしまったそうです。
そして、20代前半に、青の時代と表現される多くの絵画を描いています。
なぜ、青い絵を書いていたか?
一説によるとお金が無かったから、一色の絵の具で描くしかなかったともいわれています。
そして、ピカソが遺した絵は、14万点以上。
ギネス記録になっているそうです。
バルセロナにピカソ美術館があったのですが、青の時代のモノがメインだった感じで、自分が思っていた「ピカソらしさ」がなくて、
「つまらん」
と感じたことを覚えています。
そのあと、マドリッドのプラト美術館に行った時に、ゲルニカ専用の別館がありました。
そのゲルニカには圧倒されてしまいました。
縦3.5m、横7.8m。
そして、ゲルニカの原案から、作品を仕上げていく過程のデッサンも展示されていました。
ゲルニカの中に、馬の絵がかいてあるのですが、最初は写実的な馬を描いているのですが、その馬をどうしたらゲルニカ爆撃の悲劇を現すように、何度も書き直している過程が分かります。
本作もさることながら、そのデッサンからも何か訴えるものが伝わってきました。
『林修の今でしょ!講座』 「学校では教わらない!?美術がもっと好きになる講座」の面白さもさることながら、何十年かぶりにヨーロッパ旅行の思い出に浸れた幸せな時間でした。