こんばんは、神谷です。
2014年8月26日の『ガイアの夜明け』は【過酷な現場を“ラク”にする!驚きの最新技術】という特集で、力仕事の職場を救う、暑い職場を救うという2本立て、今回は、「暑い」職場を救う、『空調服』のことをご紹介します。
空調服とは
単純に言えば、ジャンバーにファンが2つ付いていて、ジャンバーと身体の間に風を通す、という単純なものです。
そもそも、人間には発汗作用という熱調節機能があります。
汗が乾けば、その時の気化熱が温度を奪い涼しくなるわけです。
ですから、空調服の中の風は、汗を乾かし、体表面を理想的な体温に保つわけです。
「なんだ、簡単な原理だ」
と思うかもしれませんが、この空調服の開発に12年もかかっているそうです。
風の流れの調整や、稼働時間などの問題をクリアして、現在実用できるレベルにしてきました。
導入した会社の例として、紹介されたのが、電車のレールを作る会社。
社員全員に、空調服を配ったそうです。
それまでは、年に2~3人が熱中症で倒れ、職場復帰できなかった人もいるそうです。
空調服を導入してからは、熱中症で倒れる社員もいなく、そして、社員からは快適に仕事ができるようになったと喜びの声が。
夏の仕事の生産性が3割もアップした例もあるそうです。
確かに、エアコンを入れられない職場もあるでしょうから、そんな職場にはありがたいですね。
さらに、この空調服、販路をアメリカにまで拡大しています。
「ガイアの夜明け」で出てきたのは、アメリカカリフォルニアの葡萄畑。
夏に、葡萄をマメに世話すると品質の良い葡萄ができるのですが、そうすると炎天下での作業が必要になります。
カリフォルニアでは、年間30人も熱中症で死者が出たとのこと。
空調服を葡萄畑のオーナーに紹介したところ、早速導入していました。
空調服を着てみると
空調服を着てみるとですね、写真を見て分かるかもしれませんが、身体が膨らんでくるんです。
ちょっともこもこして、動きが悪そう。
空調服を着たときの感想は、「ちょっと寒いんじゃないかな」と思ったくらいです。
これでデスクワークしろと言われたら、問題ですが、工場、野外作業ではもこもこになっても、その涼しさはかなりありがたいんじゃないかと思います。
暑い職場で、一回、空調服を使うようになると、手放せなくなるようです。
暑さに苦しんでいる方が空調服を着て、表情がほっとするの見ていると、
「喜ばれるものを提供する」
という事の、素晴らしさを感じます。
こういう、日本の製品を見ると、日本の将来にも期待が湧いてきます。
空調服に興味のある方はこちらから >>> 『空調服』
力仕事を救う
もう一つの、「力仕事を救う」の話を少しだけ。
これはまさに、『エイリアン』の世界です。
『エイリアン2』の最後の方のシーンで、リプリーがエイリアンの女王と戦うとき、パワーローダーに乗りますが、まさにあんな感じの試作機など紹介されていました。
メインで紹介していたのは、重い荷物を運ぶ時に、腰をサポートする機械でした。
価格は50万円位、2015年には一般に販売されるようです。
日常の科学がSFに追いついてきた感じがしました。
こうなると、モビルスーツができる日も近いかもしれない・・・なんて思わさせてくれてワクワクします。
最後に
最後に、「ガイアの夜明け」に出てきたわけではありませんが、空調服よりもうちょっと手軽なモノという時には、この空調ヘルメット
頭寒足熱と言いますから、頭がオーバーヒートしないように。
これも、かなり頭が涼しいです。
ちなみに、この「空調ヘルメット」、ヘルメット自体はついていません。
今使っているヘルメットに、つけるものです。
暑い夏により快適にお仕事してくださいね。
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