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老いは素晴らしい 『神道 感謝のこころ』 葉室頼昭

2014-09-25

おはようございます。

神谷です。

葉室頼昭氏の本は、東京江戸川区の篠崎にある「読書のすすめ」のイケメン店員君にススメられて、何冊か読みました。

では、今回も葉室氏の『神道 感謝のこころ』からいいお話を紹介します。

 

老いていくことは素晴らしい

お年寄り

日本人は「特に」だと思いますが、

「アンチエイジング」

というモノに熱心ですね。

しかし年齢は逆転しないので、「アンチエイジング」というモノは存在しないのです。

葉室頼昭氏は、歳をとって、体力や欲が少なくなっていくことによって、より神さまの気持ちが分かるようになると語っています。

神さまがどのような目的で地球に人間を誕生させたのかを考えてみましょう。

この世界をはじめとした全宇宙の存在は、すべて神さまによって創造されたものです。

その宇宙の真実の世界を見せようと、神さまは人間を生まれさせたのではないでしょうか。

そう考えれば、せっかく誕生した人間に歳をとらせ、よぼよぼにさせ、死を迎える準備の為だけに生かしているとは到底考えられません。

若い時は体力があり、自分中心の生活を送ることができますが、歳とともに体力が衰え、人間の我欲もなくなってきます。

こうなることで、神さまの真実の世界に触れるチャンスを与えて下さっている・・・。

そう考えれば納得できます。

男性に顕著ですがそうですが、仕事を引退したら、もう後は死ぬのを待つだけ・・・なんて思ってしまっていませんか。

または、今まで働いてきたのだから、死ぬまで遊んで暮らす。

この「余生」的な考えはちょっと寂しいと思います。

歳をとって、力が弱まり、もの覚えも悪くなり、誰かに頼らないと生きていいけない。

だから、欲を少なくして、感謝しながら生きる。

それが、神さまの意志を学ぶこと。

こう考えれば生が終わるまで楽しい修行ですね。 

自分がガンだと思うからガンなのです。

死神

重い病気で、神社にすがってお参りする人は多いのかもしれません。

そのことについて葉室氏は語っています。

人はいろいろなことで悩みますが、これも自分の中でそれを認めているから出てくるのであって、認めなかったら出てくるはずがありません。

例えば、何でもない人がガン検診を受けて、「私はガンなんだ」とおもっていると本当にガンになってしまうようなものです。

「自分は、ガンなんだ」と思うからガンなんだ・・・。

とはいえ、ガンという病気にかかっているんだから、「自分はガンだ」という思いを無くすことは、まぁ、普通はできませんね。

ただ、「自分はガンなんだ。辛くて、不幸だ・・・」と思い続けても、病気が治るわけではありません。

だから、

「自分がガンだという思いを小さくしていきましょう。」

という事なのです。

ですから、神社に行っても、

「ガンを消してください。健康な体を返してください」

とお参りするのは、身体にとって逆効果。

「今日もお参りに来れました。生かしてくれてありがとうございます。」

といって感謝すれば、少なくとも気持ちの中で「ガン」という者がどんどん小さくなっていきます。

身体の病気をを治す力が強くなります。

この話は、病気だけではありません。

仕事のミスをいつまでもくよくよ想っていれば、自分の気持ちの中で「ミス」はどんどん大きくなっていき、事態は好転しません。

もし、上司から

「リカバリーをしろ!!」

と怒られたなら、

「ミスをした」

という思いを捨てて、

「リカバリーのチャンスがある。ありがたい。」

と思えば、気持ちの中でミスを起こしたことはどんどん小さくなっていきます。

この考え方が、神の意志に沿って生きることなんですね。

では、次回も、葉室氏の話を紹介したいと思います。

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