おはようございます。
神谷です。
サラリーマンをやっていると、
「経費」
の考え方に弱いと思います。
それも、販促に使う経費です。
この販促に使う経費、使わないと売上が立たないのですが、使っても売上が立つかどうかわからない。
サラリーマン的脳だと、売上に貢献するかどうかわからないものにお金は使いづらい。
しかし、販促をしなければ売れないから、商売がどんどん縮小して、最後は消滅・・・
なんてことになりかねません。
商売をちゃんとやっている方は、この辺が分かっているのでしょうね。
「出づるを制す」で資金繰り改善
しかし、商売を実際にやる場合は、もっと難易度が高いレベルで経費を考えないといけませんね。
借金って怖くないですか?
多くの人は借金があると落ち着かないと思います。
手元にお金があるのなら、すぐ返したいです。
サラリーマンの多くはこう考えるでしょうね。
しかし、商売人はそういうわけにはいかないようです。
「借金の返済を待ってもらっても、経費を使って販促する。」
必要があるようです。
”「出づるを制す」で資金繰りを改善”という話からです。
その居酒屋の売上はジリ貧だったので、店を全面改築をして若者を狙いました。
しかし、思うように客は呼べず、さらにジリ貧がいている状態でした。
マサは、その店と料理をチェック。
店と料理は良かったのですが、食器が古かったり、メニューのバラエティーさに欠ける、メニューなどのアイテムが古い、チラシなどの販促をするなどの問題点と改善点を提案しました。
しかし、店主は、お金が無いことを理由に実行を渋ります。
マサはさらに、
■ 買掛金の支払いを待ってもらうように業者にお願いをする
■ 銀行返済期限を延ばしてもらう
■ 追加の資金融資を銀行にお願いする
との提案をしました。
しかし、店主の奥さんと息子は、世間体を気にして、買掛金の支払い伸ばしを拒絶します。
銀行の追加融資を買掛金の支払いにまわしてしまいました。
マサは、もう一度、販促の必要性を説きに店に行きます。
そして、店主も、店主の女房、息子も今度は納得し、販促をして売上が立ち、店の資金繰りは良くなる、と言う話。
今まで、販促を拒否していた女房と息子がいきなり納得するのは、ページの都合という事しかありませんが、ここまでして、販促や回転資金を得なければいけないというのは、なかなかサラリーマンにはわかりずらいことです。
実際に、お店をやっている方の資金繰りは、この話のようにカンタンなものではないでしょうね。
銀行だって、お金を出しません。
なんせ、「晴れの日に傘を差しだして、雨の日には傘を奪いに来る」という位ですから。
しかし、こんな商売の厳しい世界をちょっと垣間見るだけで、世界は広がっていくと思います。
お店のコンセプトは
生涯納税額日本一の斎藤一人さんのはなしで、
「自分の店を繁盛させたかったら、繁盛している店に行って、良いところをマネしな」
ということを言っていたのを記憶しています。
しかし、ただマネをする、有識者の言うとおりに実践する、ということでは、お店や会社はめちゃくちゃになってしまうでしょう。
”やる気だけでは経営者失格”という話は、経営者がセミナーに行って、良いということをと片っ端から店で実践して、さらに売り上げは落ちていって、マサに立て直しを頼む、という内容です。
結構このパターンにはまる人は多いようですね。
店のコンセプトを考え、自分の店のコンセプトに似た店のマネをしてみるという事に気を使う必要があるでしょう。
マサは、店のオーナーに、店の改善よりも、まずはコンセプト決めをして、それからいろいろな改善策に取り掛かるようアドバイスします。
最初は、無意識に確立していたコンセプトが、店を運営していくうちに、コンセプトが崩れていくという事は良くあるのかもしれません。
また、店だけじゃなく会社もそうですね。
業務を多角化して、失敗する会社があるという話もよく聞きます。
『マンガ 飲食店完全バイブル さすらいの再建人マサがいく』は、こんな風に、飲食店に関する経営者からのシビアな観点がよくわかる本です。
他にも、
■ 「借金まみれ」の生死の分かれ道
■ トップとNo.2の関係
■ 風水にすがった店の末路は
■ ”常連びいき”が店の首を絞める
■ 良い値上げ、悪い値上げ
■ 優秀なスタッフが辞める理由
など、飲食店だけに限らない話も満載です。
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