神谷です。
大学生の頃、ヨーロッパ旅行をした時の話です。
たまたま同じ飛行機に乗り合わせた友人が、オーバーブッキングで、エコノミークラスのチケットで、ファーストクラスに乗れました。
後に、友人は、ファーストクラスの食事の豪華さを嬉しそうに語っていました。
飛行機のファーストクラスというのはたくさんのことを学べる場じゃないかと思います。
飛行機のファーストクラスというのは、友人のように、何かの間違いで乗る人もいますが、ほとんどの人は、その道である程度極めた人たちが乗っているのでしょうから。
このような幸運は、単に金銭的に「得した」だけで済ますのはもったいないですね。
『マスターの教え』で理解できない事
『マスターの教え』はわずか、125ページしかない本です。
ですから、そこに書かれていることには、あまり丁寧な説明がありません。
ところどころ、
「ん!?これはどういう意味だ」
ということがたくさんあります。
そのことを「マスター」はこういっています。
私がこの法則の原則をお教えする際、あきらかに矛盾することを言いますが、それをあまり気にしないようにしてください。
この種の事柄について論ずる時、それはよく起こることで、むしろ必要ともいうべきものなのだからです。
さて、次のアドバイスを心にとめておいてください。
これから述べる私の教えを、あなた方はそれぞれ、自分なりに受け止めればいいのです。
もし、私のいう事の中に、今はまだあなたにとって意味がなく、心にひびかないものがある時は、無理に理解しようとしたり、受け入れようとしてはなりません。
今はまだ理解できず、時には反発を感じることえあったも、あなたの受け入れ能力が増すと、あとになって、必ず、それがとても簡単なことで、しかも価値があることで分かるときが来ます。
以前読んだときには、
「まぁ、そんなもんだろうなぁ。」
くらいにしか感じず、この説明をある意味、スルーしていた感じでした。
読み直してみると、不思議な記述がある
主人公の友人が、マスターと初めて会ったとき、劇が終わってから、友人はマスターをカフェに誘いました。
カフェでの話が終わった時の場面です。
話が終わった時、彼は出された請求書に自分のイニシャルを書いただけでした。
タクシーを呼ぶために店の外に出た時、私は彼に、
「このカフェにはよく来るのですか?」
と聞きました。
驚いたことに、彼は、
「ここには初めてきたのだ」
と答えました。
「でも勘定は支払われるから大丈夫だよ」
と言って、私を安心させました。
「正しい態度でいれば、すべての状況をコントロールできるということをあなたに見せようと思って、イニシャルだけをしたためたのだよ」
と彼は言いました。
私は彼の言葉の意味がよくわからなかったのですが、きっとあとになれば、すべてがわかるのだろうと思いました。
このマスターの言葉、行動の意味は、最後まで明らかになりません。
私が以前読んだときには、この部分はスルーしていました。
しかし、この記述、結構、重要なんだと思います。
私の考えですが、「マスターの教え」をマスターしたとき、こんなことができるようになる。
それを知るための目安になるんじゃないか、という事です。
そう思いついた時、この記述を読んだときワクワクしてきました。
初めてきたカフェで、サインだけで勘定が支払われるなんて、「ありえない」ことが現実になるんですから。
『マスターの教え』には、このように理解できないところが随所に出てきます。
しかし、「マスターの教え」を実践していくうえで、どんどんそれが理解できていけるようになるんです。
なんか魔法の本みたいに感じませんか?
では、次回に続きます。
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