おはようございます。
神谷です。
「がんになりたくない人~!!」
と聞いたら、たぶん100%の方が、「なりたくない!!」と答えるでしょうね。
だったら、がんにならないためにはどうしたらいいかということは日頃から気を付けるべきですね。
『がんが嫌がる食事』でちょっと勉強しましょうね。
ということで、今回は、第2章の「自分自身ががん体質を作っている」からです。
Contents
免疫貯金
人の身体の中で、がん細胞は常に作られているという事を知っている方は多いと思います。
じゃぁ、どうしてがんが発病しないのか?
それは、がん細胞ができたらすぐに人の免疫機能がそのがん細胞を破壊するからです。
要するに、人は常に
「がんを治している」
という事なのです。
この免疫機能の力を維持していくことががんにならない秘訣です。
では、免疫力を維持するにはどうしたらいいか?
若い内には多くの人が強い免疫力を持っています。
しかし、年齢と共にその免疫力が落ちていくのです。
だから、加齢してからのがんが多いのですね。
著者の丁宗鐵氏は、若いうちにこの免疫力を消耗しまくると、当然、年齢を重ねてからがんにかかりやすくなると言っています。
私はよく、患者さんに、「免疫を貯金(貯蓄)していてください」と言います。
例えば、つまらないことで無理をして、風邪をひいてしまう、身体を冷やすような寒い所へ自分で行ってしまう、過度なスポーツをする、身体によくないものを大量に食べる・・・こういったことが重なると、免疫機能が徐々に消費されていきます。
そして免疫貯金がある程度のところまで減ると、病気にかかりやすくなります。
理解に難しくはないところですね。
生き方ががんやその他の病気を呼ぶのです。
前回の記事で出てきた、「実証の人」が、このようなムリをすることがあるので、がんにかかりやすいというのです。
がんは人生の中間決算
がんにかかるという事。
特に、今までバリバリ働いていた方ががんにかかるということはどういうことか?
丁宗鐵氏がひとつの考え方を教えてくれます。
がんをはじめとする病気は『人生の中間決算』なのだ、と私は考えています。
病気になったのは、イコール赤字が出たということ。
赤字が出たのは、生き方のどこかに欠陥があったからです。
そういえば、生涯納税額日本一の斎藤一人さんも、このようなことを言っていました。
「困ったことは起こらない。もし困ったと思ったら、それは神様が”今までのやり方は間違っているんだよ"と教えてくれているのだから、そこを直せばいい。」と。
がんになったら、そこで絶望しているのではなく、人生の新しい展開が見えてきた、ここで間違いを直せば、さらに良い人生が見えてくる、そう考える人が、がんから生還できるのでしょう。
丁宗鐵氏からこんな注意もあります。
実証の人は、人生前半での成功体験があるから、「あなたの生き方がこういう病気を招いたんですよ」と言っても、なかなか納得してくれません。
「自分の生き方をあんたにつべこべ言われる筋合いはない」とばかり、怒って帰る患者さんもいます。
ああ、この人はもう治らないな、と思います。
自分で変えることができない。
今の日本経済と同じです。
成功体験があるために、それが邪魔をして次に進めません。
病気も一つのサイン。
病気によって人生を好転できる人もいるのです。
病気も神様からの贈り物だと思えば、病気の後にも幸せが待っているのかもしれません。
睡眠不足はがんになる
「間違った生き方」は、さまざまでしょうが、丁宗鐵氏が一番最初に上げたのは、
「睡眠不足はがんになる」
という事です。
免疫力がチャージされるのは夜間だけ。
昼間は消費する一方とのことです。
ですから、睡眠時間の短い人の免疫貯金はどんどん消費されていきます。
バリバリ働いたり遊んだりする「実証の人」ほど、
「おれは4時間も眠れば十分だ!」
と言っているような人が多いんじゃないですかね。
以前、平均睡眠時間4時間弱という同僚がいました。
仕事もできる奴だったなぁ・・・。
私は、6~7時間眠らないとダメな方で、昼休みもちょっとの時間があれば眠らないともたないほうです。
彼は大丈夫かなぁ・・・。
丁宗鐵氏は理想は7時間程度と言っています。
仕事でどうしてもやらなければならないという時はしょうがないにしろ、特に理由もなく夜遅くまで起きている習慣を持つ方は、将来、ちょっと不安かもしれません。
次回は第3章「がんの好む食事」から紹介したいと思います。
もし、早く内容が知りたいという方は、本を読んでくださいね。
ご購入の際はこちらからどうぞ。